紅茶文庫

ややななめの視点から、やさしい語り口で元引きこもり・元早大文構生が語ります。要するに読者をかなり意識した雑記です。

夏はいつからか、僕なりの答えを

花火大会のカレンダーがスーパーに貼られていた。毎年、わりと大きな花火大会が、家から自転車で行ける場所で行われる。

僕は基本的に、(人混みを除いて)そういうのは好きなんだけど、年によって行けたり行けなかったり、行ったんだけど楽しめなかったり、行って死ぬほど楽しんだりする。その夏の充実度が測れるイベントになっている。

 

あれほどその人の状況によって楽しみ方が変わったり、楽しめるかどうかが決まるイベントも珍しいものだと思った。……いや、しかし、そうでもないかもしれない。夏祭りも同じだし、合宿なんかも見方によれば、か。―友達がどのくらい参加するかとか、特に新しい環境に居る人には大事だよね。この前僕は終えちゃったけど、バーベキューもだな。(だいすけ氏[21歳]は、肉をかっこみ終わると水鉄砲を構え、一年生よりも、そう誰よりも濡れていた。たぶん来年もそうなる。[※下級生のために肉を焼け] )

 

夏のイベントを楽しめるかどうかは、その前の日までに大方決まっているのかもしれない。ドラムとして、自分が出演するライブみたいだな。当日の状態はほとんど関係なくて、練習でちゃんといろいろな部分がつめられているかが当日の出来を左右する。というかむしろ、当日の精神的コンディションすらそこまでの練習の具合に左右されると思う。

 

ドラムと違って、まだどうすればいいかは分からないが、夏のイベントを楽しめるよう、準備でもしておくか。うん、まずは引きこもり生活で失った体力をつけよう。うあとはやはり各イベントに協力的になることか。貢献感って大事。チームワークは得意な方ではないが、得意かどうかと好きかどうかは違うと思う。

 

夏のにおいが強めのクーラーをかけた部屋から出たときに感じるあのにおいだとしたら、今日はもう夏だね。